そこは、まれに記憶がさまざまなかたちとなって目に見える世界。小さな光、宝石、架空の生き物など、姿かたちはさまざま。
人々は謎多きこれを「コール」と呼ぶ。
登場人物
※デザイン等昔のままなので、見づらい部分多いです
「教えておくよ、坊や。
その森の奥には屋敷がある。勝手に誰か入ってしまわないよう、森には恐ろしい番人もいる。
そしてそこには吸血鬼の血が流れている人間と――悪魔が、住んでいるという噂だよ」
三原は世界史が好きな、うまく笑えない女の子。
彼女が偶然旧校舎のピアノ室で出会った黒瀬は自分のように笑うことがない生徒だった。
盛り上げ役で三原の良き理解者の高坂に、喋らずスマホと筆談で会話する優等生の保志野も加わって、4人はいつしか何もない日に集まるようになる。
これは彼らが笑えるようになるかもしれない物語。